浴室の視覚を整える

浴室リフォームの完成

 湿気などもあって、浴室の壁紙を貼り付ける勇気はないが、それにしても洗面台と、入り口のあたりから目につく浴槽の安っぽい白さが鼻に付く。ここだけどうにか出来ないものかとあれこれ考える。

 ついでに壁に柄付きのシートを貼ったら、殺風景な所が減るかと思って試してみたが、これは典型的な失敗で、写真だけ見るとあまり気にならないかも知れないが、浴室に入る度に「にぎやか」過ぎて目障りだ。つまりは落ち着かないので、やっぱり外すことに。

 水回りで、ちょっと使いにくくなるし、カビも心配もあるが、思い切って防かび防腐のペイントを施したスノコを加工して、洗面台にセッティングすることにした。置いてみると結構落ち着いた印象に。

 けれどもセットされたスノコの下の部分が目障りである。これも、入浴のたびに外すことになるので、今まで躊躇していたが、思い切ってスダレで洗面台下から浴槽部分までを覆ってしまうことにした。直置きのスダレを寄せたり、広げたりするのが、わずらわしく思われたが、実際にセッティングしてみたら、そうでもなかったので。

 でもその前に………

 泡ハンドソープのディスペンサーだの、コップだの、シャワーをセットする部分だの、なるべく色彩をブラウンに統一することによって、目障りなチープな印象が(ぱっと見ではあるものの)、かなり改善されたように思われる。

 これで完成。

 一応入り口からぱっと見たときに、浴槽が気にならないくらいの高さで、スダレで覆ってしまう。入浴時はこれを開けて入るが、遣ってみると別に扉を開け閉めするのとおなじ事で、ちょっとのものぐさくらいなら、気にならないほどの煩わしさ。見た目の喜びの方がはるかに大きかった。

 あとは、洗面台のスノコに、カビが生えたりしないか、時々外した方が良いのかなど、ちょっとリサーチしながら使用してみることに。今はこれ以上の改造は行わないこととした。ただ、写真を見れば分るように、壁紙で全体の色彩を整えながら変更するような、スマートな調和にはほど遠い。中学校の学園といった印象だ。