馬鹿とハンダマは使いよう?

ハンダマ(金時草)のパスタ

 普通にペペロンチーノを作る要領で、最後にハンダマ(金時草・水前寺菜)を加えたもの。金時草の味は、最初は馴れない風変わりの風味が、変に感じるが、一度それを好ましく感じるくらいまで食べれば、他に代えがたい独特の風味があるよう。

 ただ、ハンダマのパスタと言うからには、もっと大量に入れてしまっても良いかも知れない。加熱されたハンダマは、よくパスタとなじんでいるため、量が増えたからといって、バランスが崩れることもなさそうだ。ただ沢山入れるときは、塩の入ったゆで汁の量を加減して、塩味を整えた方がいいかもしれない。

金時草の蕎麦つゆ

 普通の蕎麦つゆに、金時草を加えたら、独自の風味が加算されて、美味しくいただけないかというテスト。

 茹でた金時草をよく絞って、蕎麦つゆに数時間浸しておくだけ。金時草は、蕎麦つゆで味が調っているので、そのままお浸しとして小鉢に出来る。

 肝心の味わいは、かなり美味しかった。確かに金時草の風味がプラスされているのだが、もとの蕎麦つゆの味わいを貶めず、わさびやネギほどの親和性と、神秘の結婚の気配は感じられないものの、時々は変わり種の蕎麦つゆとして、プラスに楽しめる味わいとなっている。

 写真の蕎麦は、金時草入りとは別のもので、実際はもうほんの少しだけ、蕎麦つゆが赤みがかって感じられる。それもまた、夏の風物詩としては心地よいか。