ハンダマ、真夏に死す!

しおれた金時草(ハンダマ)

 金時草、あるいは水前寺菜、沖縄での名称をハンダマ。あるときは野菜、あるときは観葉植物、水につけておけば勝手に根が生えて、成長を始める強い奴。彼は水が足りなくなったり、あまり暑かったりすると、葉がしおれるが、水を与え、あるいは夕方になると、たちまち復活する。

 そんな光景を何度も見てきたので、しおれているのを気にせず放置していたら、彼は帰っては来なかったという………

 このハンダマ、この状態で二年目になって、茎の元の部分もかなり太くなっているのだが、ハンダマの唯一の欠点、と言えるかどうか、太くなっても茎がやや弱く、前々から、成長しすぎる全体を、支えきれるのか不安を感じてもいたのだった。

 それで外部に損傷はないが、あるいは支持体にあたる鉢の内部で、茎が折れたのではないかと思われる。

 茎が一本差しではなかったため、運良く別の茎の方は健在で、全滅は免れたが、こんなことならどっさり収穫しておくんだった。