水耕栽培の支柱

水耕栽培の基本はクーラーボックス?

 これまでの経験から、ペットボトルを利用したものよりも、発泡スチロールのクーラーボックスを使用した方が、根の生長がよく、また設置も安定するので、よく解説されるペットボトル栽培ではなく、クーラーボックス栽培をおすすめする。

 設置のスペースについても、実際葉が生長してしまえば、奪われるスペースにあまり差は感じられない。根の張り方も、ペットボトルの深さに対して、それに合わせて下に伸びるものよりも、全体に広がろうとする野菜の方が多いようで、レタス類のようにペットボトルの底まで根が付くようなタイプは、それほどないようだ。

 クーラーボックスだと、水面と空気の接触面が広いので、電気で泡を送るような本格的な栽培でない場合、酸素の取り込みにもプラスに作用するような気がする。

そんなBOXでの支柱は

 園芸用の棒を利用したりもしてみたが、結構煩わしく、このような簡易鉢置きを利用して、BOXに固定してしまうのがもっとも手っ取り早く、BOXを開けるのにも邪魔にならないのでおすすめである。

置き台に注意

 こうしてセッティングを済ませ、花を咲かせている万願寺トウガラシだが………

 その置かれた棚が問題だったようで。

 このような室内用のラックの板を、そのまま使用するのは問題外で、驚くほどの短期間で、カビが生えたり朽ちてしまうのは、室内用ラックを外に置いておくと、すぐ使えなくなってしまうのと同様である。またもっとしっかり作られたものでも、合成板などは濡れると乾くを繰り返すことに耐えきれず、板同士が剥離してくるので、ペンキを塗ったからといって、それほど持ちがするものでもない。

 ただし、しっかりした合板なら、うちの屋根付きのベランダでは3年くらいは使用可能だった。

 それで、一枚板を防腐防水塗装するなどして使用するのが、もっとも長持ちするが、安価に済ませる場合は、古くなったら買い換えるとして、すのこを利用すると良いかも知れない。

安いスノコや板など

 今年は板に虫がすくっているを複数発見したが、すべて100円ショップで購入したものだった。100円ショップのスノコなどは、安い以外に何の価値もなく、もっとも安いことが最高の価値ではあるのだが、使用するとろくな事にはならない、というのが私の個人的な意見である。