日常一覧

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ハンダマ、夕べに死す!

私は愚か者でした  これまで元気にしていたものだから、この金時草、明日も元気であろうと信じ切っていたのです。彼がどれほどの寒さに震えていたのか、気づいてやることも出来なかった。  かなりグロテスクだね。  僕のせいだね。  うんそうだね。  彼は雪や………

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ワイングラスは割れないけれど

止めたはずの酒に酔って  久しぶりに、あの人の歌を聴いてみたくなって、ふらふらともたれかかった棚は、置いてあるだけだったので、グラスに飾り石を敷き詰めて、ローズマリーを差しておいただけのインテリアが、床に散乱して、哀しい悲鳴を上げたのだった。

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夏はミントでハーバルバス

 さっぱりするようなペパーミントを購入して、一夏のハーバルバスを楽しむのも、仕事帰りの男達には、ローマ時代なら相応しいと称えられたことであろう。

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恩賜の銀時計ではない

ぐうたらへの置時計  いまは昔。わたしが学生というものであった頃。恩師よりいただいた目覚し時計。  それは時にゆとりのない、我への当てつけかとも思われたが、穏やかでは居られないような嫌な目覚ましの響きと、止めると実に嫌なタイミングで再びなり始めるその音に、ぐうたらになりが………

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夜桜

仕事日に  向かう途中ひらく桜は満開で、わたしは休憩時間を抜け出して、夜桜を見に、公園へと舞い戻る。  ベンチに腰を下ろして、買ってきたお握りなどをいただくと、かつては賑わいだ公園の花見客も、街の活気の落ちぶれて、いまは華やぐほどの人影もなく、それでも花に誘われて、人々の姿は提灯………

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ものゝふの薬湯 (ハーバルバス)

男子力?  健康とか、効能とか、美肌とか、もううんざり。   ただ、色彩と香りを楽しみたい、    その純粋さのよろこびにこそ、   殺伐としたいくさの世界から解放され、  つかの間の、リラックスとゆとり有る生活が回帰する。   そんな、兵(つはもの)のためのハーバルバス。 作り方………

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行く年来る年

実際は歳あけですが  あらたまの歳を迎えるべく?   男子力に増さるハーバルバスなどを。    つまりは健康も、美肌も、効能も求めません。   信じもしません。 ただ、その香りと、色彩を楽しみたい。   そんな硬派な?ハーバルバス。 ラベンダーバス   今回はラベン………