日常一覧

NO IMAGE

ハンダマ、夕べに死す!

私は愚か者でした  これまで元気にしていたものだから、この金時草、明日も元気であろうと信じ切っていたのです。彼がどれほどの寒さに震えていたのか、気づいてやることも出来なかった。  かなりグロテスクだね。  僕のせいだね。  うんそうだね。  彼は雪や………

NO IMAGE

ワイングラスは割れないけれど

止めたはずの酒に酔って  久しぶりに、あの人の歌を聴いてみたくなって、ふらふらともたれかかった棚は、置いてあるだけだったので、グラスに飾り石を敷き詰めて、ローズマリーを差しておいただけのインテリアが、床に散乱して、哀しい悲鳴を上げたのだった。

NO IMAGE

夏はミントでハーバルバス

 さっぱりするようなペパーミントを購入して、一夏のハーバルバスを楽しむのも、仕事帰りの男達には、ローマ時代なら相応しいと称えられたことであろう。

NO IMAGE

恩賜の銀時計ではない

ぐうたらへの置時計  いまは昔。わたしが学生というものであった頃。恩師よりいただいた目覚し時計。  それは時にゆとりのない、我への当てつけかとも思われたが、穏やかでは居られないような嫌な目覚ましの響きと、止めると実に嫌なタイミングで再びなり始めるその音に、ぐうたらになりが………

NO IMAGE

夜桜

仕事日に  向かう途中ひらく桜は満開で、わたしは休憩時間を抜け出して、夜桜を見に、公園へと舞い戻る。  ベンチに腰を下ろして、買ってきたお握りなどをいただくと、かつては賑わいだ公園の花見客も、街の活気の落ちぶれて、いまは華やぐほどの人影もなく、それでも花に誘われて、人々の姿は提灯………