ベランダプチ改造

リフォームと呼ぶほどのものでは

 室内環境が大分整ってきたので、そろそろベランダにも手を出す。

 今年の春は、百均のスノコや、裸のままの板に、虫が沸いていた.これに原始的な恐怖を覚え、防腐剤を兼ねたペンキを購入。虫の付いたものや、古くなった板は処分し、新しく購入したスノコにもペンキを塗って、あらたにセッティング。

ネットも新しく

 防虫ネットは、蝶や蛾などの幼虫から野菜やハーブを守るだけでも、家庭菜園のメンテナンスをずっと楽にしてくれる。特にシソやバジルの成長部分に虫が付くと、気がつかないうちに先端がやられてしまうので、夏はこれらを防虫ネットに入れておく。

 ただし、ハダニやアブラムシなどは、ネットでは防げないし、ゼロにすることは出来ないと考えて、付き合っていくことが、家庭菜園の秘訣、というか基本戦略。

 そんなネットも古くなって、穴が空いたり、くすんで光を通さなくなってきたので、以前買った時にあまった残りを持ち出して、全面的に交換した。これでしばらくは、新鮮な環境で、家庭菜園を楽しむことが出来そうだ。ただし、蝶々などがひらひらと舞ってくるので、壁面や、野菜には掛からない部分に、網戸用の虫除けスプレーをしておく。これで結構違ってくる。

そして防虫へ

 設置する台や、鉢や、壁などに「網戸用の虫除けスプレー」を定期的にするのは、飛んできた虫が、そのまま居つかずに、すぐにまたベランダから消えていく確率が高くなるし、そこに触れて死んでいる虫も居るので、一定の効果は得られる。というのが、遣ってみての実感である。そしてハダニやアブラムシには、例の「50度シャワー」で対処する。水でシャワーをしても、彼らには勝てないが、50度シャワーなら、何の苦も無く、彼らを一定数以下に抑えておくことが可能だ。

 ついでに家庭菜園の基本。

 害虫を餌にしてくれる蜘蛛は、巣を張っていたら決して取り除かない。掃除をしたくても我慢して、蜘蛛が居なくなるまでは、彼のお家を提供しておくのが望ましい。はじめは嫌がった蜘蛛も、家庭菜園をして、害虫と付き合えば付き合うほど、可愛らしく思えてくるのは、人間がいかに勝手な生き物であるか、その証明にはなるかも知れない。