コナジラミ?

ネットのなかは虫祭

 防虫ネットの使用というのは、蛾や蝶の幼虫などから野菜を守る効果はあるが、一方で心理的に注意がおろそかになり、完全に防ぐなどあり得ない害虫たち、アブラムシ、ハダニ、コナジラミなどの天国と化すことが多いのも事実である。

チマサンチュには50度シャワー

 採取をサボっていたら、立派に育ちまくってしまったチマサンチュ。しかし、サボっているあいだに害虫天国と化してしまった。至る所に虫たちが居たる姿は、実物を眺めると、得体の知れない恐ろしささえ感じるくらい。とても食べられるものとは思えない。

 他にもアブラムシゾーンもあったり、害虫観察者には素敵なサンプルには違いないが、これは50度シャワーの限界を探るのにも、最適なサンプルには違いない。

 そう思って、50度シャワーで洗ってやったところ。

 これら小物には、絶対的な暴力らしく、あっという間に流されまくってしまった。二日ほど続けて、一見消えたように思えても、すぐに復活するのだろうと思っていたが、さらに数日たっても、害虫は帰ってこなかった。

 しばらく後に、また少し出てきたが、定期的にシャワーをしておけば、小物はたやすく撃退できるということを、またしても証明してしまったのであった。

虫付きの葉を食べる場合も

 50度のお湯に付けておけば、虫たちが葉から剥がされて、きれいになるので、それをさらに50度のお湯で洗い流してからいただけばよい。実は水につけておくだけでは、小物どもは完全には葉から離れないので、一緒に食べる羽目になる確率が非常に高い。

 もっとも、食べても消化してしまうし、市販の野菜にこっそり含まれた虫などを、実際はしばしば口にしているはずの私たちであるから、あまり気にすることもないのだが。

 それでも、生きた虫を一緒に食べるような恐ろしさを感じたら、生で食べるのを止めにして、煮てしまうか、焼いてしまうかするのが、一番心理的に安心であるといえる。

 それでも、葉に付いた虫を大いに減らすために、50度シャワーはきわめて有用であるようだ。

ベランダ近況

 その頃、他の野菜などは、ローズマリーは新しい苗に交代し、チャイブが食べられる花を咲かせるのだった。