キアゲハの幼虫が
イタリアンパセリに二匹もにょろついていた。
しかも巨大化済み。
結局、放置気味にしてしまうので、定期的に虫にやられるものの、今までなにを食べていたのかというくらい、イタリアンパセリ全体には何の影響もないのは不思議。市販のパセリを与えると、死んでしまう事も多いというキアゲハの幼虫だが、健気にのさばっているのも、無農薬の証か。
とはいえさようならをしたよう。
ところでこのキアゲハの幼虫は、成虫になると似た姿をしているアゲハチョウの幼虫と違って、セリ科の植物を好んで食べるらしい。それでパセリにのさばっているのか。
一方アゲハチョウの幼虫はミカン科の植物を好むそうで、うちだと山椒がミカン科で、これを好むアゲハチョウの仲間もいるようす。こちらは、柚子の葉を食べるという意味から、柚子坊(ゆずぼう)などと呼ばれてきたが、キアゲハの幼虫はセリ科に付くから、偽柚子坊くらいのところか。
それにしても、これほど巨大化するまで、よく二匹も気づかれなかったものだ。
その他
フェンネルには黄色い花が咲き、鷹の爪はやはり圧倒的な日照不足のせいか、実は付けるものの、ちっとも大きくならないまま。ネットのなかで絶好調のシソは、巨大化しすぎたので枝を切り落として、これで大葉味噌を作ることに。
ちなみに、シソやバジルは虫があまり着かないなんて紹介されることもあるが、イタリアンパセリですら食べられまくる世の中に、虫が付かない訳がない。それでネットに入れておくと、アブラムシやハダニなどの対策を、時々50度シャワーですればよいだけになって、管理がおおいに楽になる。そうでないと、けっこうやっかいなことにもなるのが、ベランダ菜園の宿命か。