かりかり梅

普通の梅干しとカリカリ梅

 梅干しを漬けるとき、今年はカリカリ梅も漬けてみた。

 手順はあまり梅干しと変わらないが、若くて青い梅を使うこと、卵の殻を一緒に入れて、熟さないようにしてやることなど、いくつかのコツがある。

 塩分15%の塩だけのものと、塩10%砂糖10%の塩砂糖のものと二つ作ったが、カリカリ梅としていただく場合、塩分15%だけというのは塩っぱさばかりが際だってしまい、梅干しとは違って、かえって塩と砂糖で付けた方が、ずっと食べやすかった。

 ただ市販品を食べると、調味料でうまく調えられた味の方が、梅干しとは違って、カリカリ梅には相応しいもののように思われ、付けるときの調味料の配合をして、塩砂糖だけよりもっと美味しい味に出来るのではないか。というのが来年の課題である。

 また卵の殻も適当に入れると、ちょっと梅に皺が出来て、うまく出来なかったり、実がやわらかくならない分、塩をまぶしたときの水の出が悪く、梅干しのようにはビニール漬けに適さないなど、様々な問題も。

 あるいは梅から水分を出して作るよりも、はじめから調味液で浸して、全体を液に浸し込んだ方が、よほどうまく作れるかも知れない。

 食べ頃は、梅干しと違って早漬で、一ヶ月後くらいから食べ始めて、三ヶ月後くらいには食べ終わる感じのようだ。以上ただの覚書。