異常気象とベランダ菜園

冷夏親しむべし?

 七月中、あれほど順調に採取できた万願寺トウガラシだったが、八月に入って晴れの日が見当たらず、曇りと雨を繰り返す気象では、まったく成長せず。小さな実は、いつまでも小さな実のまま、いつまでたっても採取出来なくなってしまった。

 ベランダ菜園といっても、午前中の太陽が当たる東向き、日中の太陽が当たる南向きに対して、午後の西日だけを受ける環境は、もっとも劣るものらしく、午後の太陽でなんとか育つくらいの野菜は、それさえ奪われると、枯れはしないものの、まったく実の採取などおぼつかなくなってしまう。

 しかもこれからの天気予報も回復の兆しがなく、九月から晴れても、もはや夏野菜のシーズンは過ぎ去ったようなものなので、いさぎよくあきらめて、今日をもって撤収することにした。同じ場所に、代わりに鷹の爪をセッティングすることに。

曇りでも元気なのは

 十分根が生長している金時草は、晴天の成長には遠く及ばないものの、継続的に採取が可能であるし、露地栽培なら日陰や半日陰が最適ともされる紫蘇は、葉が固くならないで、香りも野生化しすぎないで、美味しく茂っている様子。