貼って剥がせる壁紙で

狭い方の壁は

 側面の壁をシェードで覆ったら、狭い方の壁、窓際とドアのある方が、殺風景なのが気になり始めた。ためしに色を塗った簾を上の方に並べてみたが、素材が安っぽいのと、局所的であるのと、側面の壁に対して、色彩のトーンが暗すぎるので、きわめて違和感がある。

 それで、はじめは賃貸なので貼るのは避けていたが、あまり暗くならない、木目調の「はがせる壁紙」を購入して、剥がせることを信じて、狭い方は壁紙を貼ることにした。

壁紙を貼っていく

 ネットなどで検索すると簡単に書いてあるが、はじめて遣ると、結構手間取る。

 スキージという壁紙を貼る時の道具があると、空気を抜きながら壁紙を貼っていくのが楽になるが、別にハンカチなどで拭くようにしながら、空気を抜いていくことも可能。それよりも斜めにならないようにするのが、結構大変で、上部で合わせただけでは、壁の下の方に行く頃には、結構ずれてきたりもする。

 さらに壁が立体になっているところは、よく考えて貼らないと、無駄な失敗にもなりかねない。

 そんなこんなで、以外と手こずりながら貼っていくと、10メートルでは長さが足りないくらいで、結局隠れるところ、目に付かないところは張らないで、ぎりぎりで済ませることになった。

両面とも貼り終えて

 検索をすると、コンセントはケースを一度外してとか、突起物もなるべく一度外してなど、きれいに貼るための基礎が説明されているが、そんな面倒なことはとてもしていられない。ただ壁紙を貼るだけでも、だんだんノイローゼになってくるくらいなので、突起物にぶち当たったら、その場で適当に対処するくらいで済ませてしまう。

 それでも遠目には気にならないで、よく眺めると、値段相応の印象には過ぎないが、ずっと落ち着いた室内になったようだ。けれども、こうなると当然、ドアにも壁紙を貼りたくなってくるもの。