男子力?
健康とか、効能とか、美肌とか、もううんざり。
ただ、色彩と香りを楽しみたい、
その純粋さのよろこびにこそ、
殺伐としたいくさの世界から解放され、
つかの間の、リラックスとゆとり有る生活が回帰する。
そんな、兵(つはもの)のためのハーバルバス。
作り方のおさらい
Kg単位で購入した、ドライハーブを、水から火に掛けて、色彩を豊かに出すために、ミョウバンをティースプーン半分くらい投入。沸騰したら火力を弱めて、5分から10分くらい煮出して、それを濾過しながら、お湯を張ったバスに流し込んで、よく混ぜれば完成です。
[後日談]
ミョウバンを加えても、加えなくても色彩にあまり変化は無い様子。ただ水から煮出すだけで良い。ただ重曹やミョウバンの効能が欲しい場合のみ、どちらかを加えるというのはどうだろうか。もちろん、クエン酸を加えても構わないし、クエン酸と重曹でバスボムを作ってもよい。
数日分の薬湯など
ラベンダー 20g
前回紹介した、ラベンダー30gでは、色彩も香りも濃すぎて、ラベンダー酔いしかねないので、今回は20g。風呂の大きさにもよるが、この位が最適かと思われる。茹でている間に、部屋中がラベンダーの香りになるので、お風呂の前後にも香りを楽しめるのは、他のハーブでも同じだが、特にラベンダーは特徴的な香りが豊かに漂うのでおすすめ。
タイム 20g
森林の香りとか、牧草の香りと喩えたくなるタイム。ちょっとお馬さんのいるところじみた、ある種の臭さも感じられ、野性味のある香りと、濃厚な色彩が特徴。タイムだけなら20gだが、ローズマリーとブレンドすると、さらに素敵なハーバルバスになるように思われる。
ローズマリー 30g
ローズマリーは、タイムほど色彩と香りが強烈ではないので、[30g]くらい使用するのが良いかも知れない。独特の香りは、必ずしもラベンダーのように、葉を多くしたら、たちまち酔いを引き起こすようなものでもないようで、多めに使用してほどよいくらいの香りである。
ローズマリー20g+タイム10g
写真はないが、ローズマリーとタイムをブレンドすると、野性味あふれる牧草の香りというよりは、草原のすがすがしい香りが増さる、素敵なハーバルバスになるのでおすすめ。どちらもドライハーブが比較的安く手に入るのと、ミントのように季節を選ばず、一年中利用できるので、ハーバルバスの基本として、この二つを揃えておくと良いでしょう。
ローズマリー20g+ラベンダー10g
ローズマリーは、他のハーブの引き立て役というか、土台として利用しやすい。例えば、ローズマリーを土台にして、ラベンダーを10g加えると、ラベンダーらしい色彩になって、ラベンダーの香りともローズマリーの香りともつかない、けれどもよく確かめれば、ラベンダーチックな香りを楽しめる。
ハーバルたまご?
中身の味は何も変わりませんが、ハーブを茹でるときに、一緒に卵を茹でたりすると、殻に色が付いてちょっと面白いという。黄色がタイムで、薄い青緑は、ラベンダーと一緒に茹でたものです。