復活のナス

秋茄子

 ナスはよく、8月初め頃切り戻して、秋の生育に備えるとされるが、そのまま放置したナスも、8月半ばには実を付けず、この頃また花が咲き、実を付けだした。これで正常なのかも知れない。

 しかし、なんだか色の落ちた白いナスが付いたよう。他にも、7月のはじめほど、きれいに育たないものが現われて来たのは、やはり初めての栽培で、至らない点が多かったせいか。来年栽培したら、もっと早く水耕栽培にセッティングし、根もずっと成長させ、切り戻しなどもうまく行い、害虫対策にも力を入れることが可能な気がする。

 気がするが、実際はもううちのベランダでは、ナスを栽培することはなさそうである。スーパーで投げ売りされまくっているのを利用するのに対して、圧倒的に、あまりにも圧倒的に効率が悪すぎるから。趣味にしても馬鹿げている気がしなくもない。

ハダニ天国

 緑の葉が、なんだかかすれてきたら、それは彼らの仕業である可能性が、きわめて高い。ダニではなく、蜘蛛の仲間のくせに、「肌に優しい」なんて自らを美化している連中。すなわちハダニである。

 このように、はっきりと眺められるようになったら、十分成長している証で、はじめのうちは姿も、ちょっと確認しづらいうちに、葉だけがかすれていたりするもの。

 そしてちょっと放置すると、ハダニ天国になってしまうのは、アブラムシと同様である。

 現にこのシソは、ちょっと油断したらハダニにたかられてしまった。しかもシソは、バジルなどと違って50度シャワーにしても、葉全体を簡単に洗ってやるのが面倒で、つまりはハダニが逃れる確率が非常に高い。

 それでも50度シャワーを毎日繰り返せば、常態を取り戻せるが、このようにある程度切り戻してしまってから、50度シャワーを行い、再出発をすることも、シソやバジルなら簡単である。