Synology DiskStation DS215j

新しいNASでも

DS215j

 buffaloが嘘茄子かどうかは知らないが、検索すると評価の高い
     SynologyのDiskStation DS215j
という[NAS]を購入することにした。[HDD]は別売りなので、本体と同じく[amazon]で購入。WESTERNDIGITALの[red]シリーズが[NAS]用なので[3TB]を手に入れた。ゆとりがあれば、後ほどもう一台購入して[RAID]にするかもしれないが、今は外付け[HDD]にバックアップを取るという原始的な手法で済ませる。

 2015年12月18日に[amazon]から配送され、値段はHDDとNASで35,000円弱。この年は、夏のノートパソコンのHDD不調にはじまり、プリンターの故障など、電子的出費に彩られている。もっともそのあいだに、肝臓も故障していたらしいけど?

        aa,
      watasino tamasiiyo
          eien nare

導入の覚書

 慣れていないと、やはり戸惑うことはあるもので、参考のために、注意点を書き残しておくのも一興かと思われる。

  1. まずは箱から出す。簡単な説明書しかないが、[HDD]の取り付けとセッティングもきわめて簡単なので問題ない。ただしプラスドライバーは必要。
  2. 設置したらネットにつないである[Wi-Fi]に接続。やはり[Wi-Fi]に接続しているノートパソコンでブラウザを開いて、説明書きにある[URL]を打ち込むと、
         DiskStationManager(DSM)
    のインストールへと移る。それなりに時間が掛かるのでゆっくり待つ。
  3. ちなみに[HDD]のデータが消えますがと脅してくるが、もともとデータが入っていない新品や、すでに必要ないデータであれば、気にしないで[OK]
  4. 「管理者アカウント作成画面」が表示されたら、ここのユーザー名とパスワードが[DS215j]にアクセスするためのものなので、セキュリティーに配慮したパスワードを設定する(パソコンの[ユーザー名・パスワード]と同じだと、パソコンからのアクセス時にパスワードを打ち込まないでアクセス出来るので便利)。つまり、これが一番重要な名称とパスワードになる。ちなみに「サーバー名」は[DS215j]の表示名に過ぎないのでお好みで……
  5. 続く、「DSMアップデート」の設定は後から変更できるので、気にせず奨励のままでもよい。安易なアップデートで泣きを見たことがあるならば、変更してみるのも、もちろん悪くはない。
  6. 「QuickConnect設定」で登録する[MyDsアカウント]のメールアドレスとパスワードは、いわば「Synology」のサイトへの会員登録のためのものである。先ほどの[DS215j]へのアクセスのためのパスワードとは、異なるパスワードにしておいた方がよりよい。
  7. [MyDsアカウント]に登録を行うと、同じ画面の下にある[QuickConnect]が使用できる。(つまりワンセット)これによってネット上から簡単に自宅の[NAS]つまり[DS215j]にアクセス出来るようになるが、後から設定できるので、分からなければ後からでかまわない。また、使用しないなら、導入しない方がセキュリティー上は好ましいかと思われる。
  8. 続く、「推奨パッケージ」のインストールは、インストールしたからといって、困るものではないので、分からなければそのままインストール。(ただし、様々なソフトがあって多機能のように語られるが、実際に必要なものだか突き詰めると、なかなかに表層的なものが多いようにも思われてくる)
  9. すべてが済むと、パソコンのブラウザ(別にパソコンでなくてもタブレットでもおなじ)に[DiskStationManager(DSM)]の管理画面があらわれる。
  10. まずはブラウザのアドレスバーに表示されている[URL]をコピーして控えておこう。このアドレスが[DS215j]の管理画面への入り口になる。
  11. 管理画面には「DSMヘルプ」が表示されていると思うので(管理画面のみどりのクエスチョンマークから開ける)、まずは一番初めに掲載されている、
        「ファイルを Synology NAS に保存する」

  12. をクリックして、その内容にしたがって、パソコンのエクスプローラーから[DS215j]に接続出来るようにする。中を覗いてみると、すでに[music][movie]などのフォルダがある。その中に直接データを放り込むのが、[NAS]のもっとも根底の使い方である……と今は考えておこうか。
  13. これで基本設定はとりあえず終了。ブラウザの管理画面右上にある黒い人間のシルエットをクリック。ログアウトを選択すると、管理画面からユーザー名とパスワードの登録画面にうつる。ここで、あらためてユーザー名とパスワードを打ち込んでみよう。管理画面に戻れたら、初めの一歩は終了である。

QuickConnectについて

 通常[NAS]にインターネットからアクセスする場合は、ポートを開放して、自宅の[NAS]へと直接アクセスすることになるが、[QuickConnect]の場合は、Synology の運営するサーバーを介しての接続となる。つまりネット上からは、Synology のサーバーにそれぞれのユーザーの数だけ並んだ[DS215j]があって、その一つ一つに個別にアクセスしているような感覚だが、そのそれぞれのユーザーの[DS215j]を識別するためのIDこそが、 QuickConnectID になる。つまり原始的には、一番最初に買った人から順に[1][2][3]と番号を振っていけばよい訳だが、識別するための特定の名称であれば問題はないので、他に使用者のいないIDなら、自由に設定できるようになっている。(なんてあたりまえなことを落書きしてみるテスト)

・実際のURLは、サーバーへのアドレスが、
      http://QuickConnect.to
となるので、それぞれの [ds215j] のURLは、
      http://QuickConnect.to/なんちゃらかんちゃら

となる。もちろん、「なんちゃらかんちゃら」に任意のIDが入ることは、言うまでもない。(……よね?)

 こんなことでは、まるでIDさえ分かれば、[NAS]に接続してしまいそうな不安がわき上がってくるが、実際はIDでたどり着けるのは、ユーザー名とパスワードを入力する画面まで。そこから先は、正しい入力がなされないとアクセス出来ないものだから、結論を述べれば、自宅で[NAS]にアクセスしているのと同じ要領である。もし、不正アクセスの試みがあったら、こまめにチェックしていることが前提だが、ただちにIDを変更してしまえばよい。(メニューの「ログセンター」など眺めて見るもよろし)

 この QuickConnect というのは、なかなかの優れもので、スマートフォンからでも、たとえばAndroidなら、Googleplayから専用のソフトをダウンロードして、簡単にアクセス出来るし、スマートフォンのブラウザから直接アクセスすれば、パソコンから行うのと同じように、管理画面からの管理が行える。