基本はいつもC級レシピ

美味しいものなんて作ってられるか

 毎日の食生活を全うするのに、こだわってなどいられない。作るのが面倒でならない。そんな日常のうちに、時々ゆとりを持って料理をするくらいが、わたしの食生活には違いない。

 それなら日頃はどうしているかと言えば、惣菜を購入してしまったり、手抜き料理で済ませてしまうよう。

 けれども、そんな日常のC級グルメにも、ちょっとこだわるだけで、なかなか食べ応えのある料理も存在する訳で………

 特に近頃は、パスタの不正使用?にはまっている。

 なぜならうどんなどと違って、塩分が付着していないので、スープを作りながら、その中に投入して、そのまま麺として、(まるでうどんやラーメンのように、)食べてしまうのに非常に便利だからである。

 そんな例を二つばかり。

 一つは、すき焼きの残り物。

すき焼きの残り麺/残り丼

 残りの食材も利用して構わないが、今回は具はすべて食べてしまって、タレだけが残っていたもの。

 新たに適当な野菜を加えて煮込んで、茹で上がったパスタにぶっかけて、生卵を回しかけただけのもの。

 ある程度のタレの量が必要だが、肉やら野菜やらのエキスが出たタレは非常に美味しくて、すき焼きの最後にうどんを投入するような感覚で、一食分を楽しめる。タレの濃さによって、パスタは塩在りで茹でても、塩無しで茹でてもお好みで。

 また肉のエキスも出ているので、改めて肉を入れなくても、結構リッチな味がする。もちろん肉を加えても構わないし、お好きなように。

 そして当然、ご飯でいただくのも、非常に美味しいものである。

コンソメスープパスタ

 コンソメの素を眺めると、300ccに一個とある。

 そこで、水500ccにコンソメの素を一個。醤油を大さじ2,ミリンを大さじ1。

 パスタはロングパスタだと長すぎるので、半分に折って投入。べつに沸騰してから入れたりしない。はじめから投げ込んでおく。他の野菜も投げ込んでから、強火にかける。

 沸騰したら、火力を弱め、パスタの規定量より少し少ないくらい茹でる。

 その間に、適当なところで、お好みで、

バター、唐辛子、コショウ、生姜、ニンニク

などを適当に放り込んで、時間が来たらドンブリによそって、ラーメンみたいにしていただく。

 今回はパスタは別にレンジで茹でてしまって、タレの方は大量の野菜を投入。さらにベーコンを加えたが、ベーコンやスライス肉、鶏肉などが少し入ると、急にリッチに思えてくる。これによって、パスタを一緒に煮込むときより、ずっと多く具材を加えることが出来て、果てしない満腹感。

 ちょっと嘘か。

 なかなか十分な一食にはなったようだ。