二十世紀の洗濯機
辛うじて奥に棚を築いたとはいえ、キッチン通路側でもっともごちゃごちゃして、見てくれの悪い洗濯機まわり。逆に玄関先で、日頃目に付かないことから、この程度でも良いかと思われたが、どうせ室内の印象を変更しているのであれば、「もっとも体裁の悪いところから変更していく」というリフォームの基本に従って、思い切って変更を加えることにした。
もちろん理想を述べるなら、前世紀のきわめてうるさい洗濯機を破棄して、新しい洗濯機を購入して、それに合わせてレイアウトを整えて行きたいところではある。しかし、そんな無駄な出費は出来ないので、カーテンと蓋板で、全体を隠してしまうという、安価な手段に出ることに決めた。
でもその前に………
様々なものが、インテリア価値もなく並べられたようなカ所は、消していくのが鉄則。洗剤などのボトル類を棚に収納して、視界から追放。同時にみすぼらしい、後ろの棚は撤去することに。
無駄なスペースを無くす
狭い一人部屋では、無駄になっているスペースを、なるべく無くしていくのが望ましい。ここでも、棚のあった下の部分は、水道の都合で洗濯機を奥に出来ないので、無駄な空間になっていて、ただホウキとちりとりが置かれているのだった。
思い切って洗濯機の位置を変更して、奥まで追いやることにした。手前の方が洗濯物を取り出しやすいし便利ではあるが、トイレのようにしょっちゅう使用する訳でもないし、時折の煩わしさは、気にしないことにした。これによって隠された空間が手前に来たので、玄関脇がちょっと広く感じられる。空いた下部には、板を敷いて、これをブラウンに塗装することにした。
突っ張り棒とカーテンで隠す
次に百均で購入した、百円ではないカーテンと、百円だった突っ張り棒を利用して、板を置く台とカーテンレールを設置。カーテンは長さを調節して、切り分けた残りは上部の板を隠す布として利用することにした。再利用したものが多く、ペンキ代を別にすれば、掛かった金額は全部で500円で済んだ。
暫定的完成
これで、嫌だった洗濯機まわりがすべて隠されて、カーテンを閉ざせば存在しないように。ただし洗濯機を利用するときは、蓋を開けるのがぎりぎりで、ちょっと取り出しにくいが、使用してみるとそれほど苦にもならない様子。
後日談として、支えていた突っ張り棒を、風呂場にあった十キロ以上支えられる強力なものに変更。棚も補強したため、棚の上にある程度インテリアを乗せても、問題がないようになった。ただし戸棚があるので、現状時計くらいしか乗っていない。