新しいPCのキーボード
・規定のキーボード配列を変更する勇気、というか気力はないが、思い切ってテキストを打ち込みやすいように、以前とは異なるキーボードのカスタマイズを行うことにした。正直、慣れるまでの扱いづらさは半端なものでは無く、何度も以前の常態に戻したくなったが、自分が慣れさえすれば、後々使いやすくなるのは事実であると信じ、継続使用してみることにする。
・キーボードのカスタマイズには、長らく「HotkeyReg2000」というフリーソフトを使用していた。これに「Atok」のキーボードカスタマイズ機能を合わせて、自分には必要十分だったから。しかし「Windows10」では、うまく機能しないようなので、思い切ってソフトウェアを調べ回り、執事だのなんだの、いくつかのソフトを試みたものの、もっとも使いやすい、「Dvorakj」を使用することにした。これは多機能なキーボードカスタマイズソフトだが、おそらくそのお裾分けくらいで、わたしには十分過ぎるソフトであるように思われる。
変更について
基本はなるべく両手が、ホームポジションから離れないようにすること。
[半角/全角]という遠いキーで、かつ押すたびに交互に入力方法が入れ替わるという、言葉を叩きまくるには、もっとも非効率的な状況を、[無変換]で直接入力、[変換]で日本語入力として、対処してきた。今までの自分のカスタマイズは、ほとんどそれに尽きると言って良く、後は規定の配列に従って、自分が合わせれば良いくらいに使用してきた。
しかし、パソコンが変わって、以前とキーボードの距離感が異なってみると、改めて、使用頻度が極めて高いのに、ターゲットが遠距離にある[Backspace][Enter]や、[カーソルキー]の存在が煩わしく思われだした。この気に、思い切って、若干のカスタマイズを加えて、環境を整えてみようと決意する。
というと大げさだが、あまりにも使い回した[無変換][変換]キーの用法を変更するのは、凝り固まった慣習にとっては、結構苦痛を伴い、何度も以前の状態戻しては、[Enter]は遠くてもいいじゃ無いかと、考え直したりもしたけれど………
同時に、新しいやり方の利点も感じられ、コウモリのあちらこちらをさ迷っては、最終的に新しいやり方に慣れる決意をしたという訳である。
実際の変更
・Dvorakjによって、日本語入力切り替えを設定。
[無変換]⇒[直接入力]
[カタカナひらがな]⇒[日本語入力]
・頻繁に使用する確定キーを、スペースキーの隣に割り当てる。
[変換]⇒[Enter]
・さらに、やはりお世話になる一文字消去を、
[CapsLock]⇒[Backspace]
役立たずなだけでなく、用も無いのに打ち間違えて、シフトロックが掛かってしまう、有害なキーに割り当てる。あるいは、左手が不自由でないなら、[Enter]でも差し支え無いのかも知れない。
・次に、やはり遠距離にあるカーソルキーを、ショートカットで、ホームポジションの右手側に配置して、テンキーによるカーソル移動のようなスタイルにする。本当は、テンキーのショートカットも同時に割り当てたいが……
キーボードのKを中心とする九つのキー
・矢印キーとテンキー機能の両方を割り当てたい
・数字で指が上部に移る煩わしさよりも、矢印キーの割り当てまでの右手の移動の方が遙かに非効率的
・[Alt][Win]などのキーを合わせると、規定のショートカットと競合する
・かといって[Ctrl]+[Alt]などと合わせるくらいなら、上部で数字を入力した方が手っ取り早い。
・現状、数字は規定のキーボードで入力し、カーソルキーを最優先で当てはめることにする。
・自分は操作の選択に[Alt]を利用することはほとんど無いので、とりあえず、[Alt]+「K」を中心とする特定のキーの割り当てで、カーソルキーの代わりとしてみることに。
マウスを使わなければ
当然次は、もっとも右手をホームポジションから離れさせるマウスを使用しないという方針が、考えられるが、これは[Enter]などよりも、はるかに慣習からの離脱が難しく、ちょっと躊躇したくなるところである。
しかし、ThinkPadのタッチパッドの感度が、あるいは本当に慣れたら、マウスくらい流ちょうに、仕事をこなせるような気もしてくるので、あえてマウスを外して、しばらく苦労してみようか。
と考えしばらく使用してみたが、あまりにもストレスが大きいので、結局いつも通り、タッチパッドの機能を停止させて、完全にマウスに頼ることにした。
ちなみに、タッチパネルも使用可能だが、結局ノートパソコン的な用途だと、あまり使用する機会が無いので、無くてもさしつかえ無かった。(ただし、ふとした時に触れると、ちゃんと動作するのは便利ではある。)