よなよなエールを飲んでみた
偉そうなうんちくの書いてある「よなよなエール」は決して「なよなよ」してる訳ではなく、長野県にある「よなよなの里」という会社が、「夜な夜な」楽しむためにか分かりませんが、とにかく製造している、地ビールの成功例であるという。それではエールとは何なのか。
ラガーとエール
ラガーもエールも大麦を発芽させたもの、つまり麦芽(ばくが)を使用するが、ビール酵母の助けを借りて、10度以下の低温で、比較的時間を掛けて熟成と発酵を行なう(これを下面発酵というとか)ラガータイプに対して、エールは常温で、比較的短時間で発酵を行なう。炭酸ガスが沢山出て、酵母が上部にたまるので上面発酵とも呼ぶようだ。これによりラガータイプのものよりも、香りが豊かで、甘味に増さる、濃厚な味わいになるという。
[ちなみに、よなよなの里の説明によると]
エールビールと普通のビールは、ひとことで言うと「ビール酵母」が違います。ビール造りに必要な原料は、どちらも麦芽・ホップ・水で、製造工程も基本的には同じですが、エールビールは「エール酵母(上面発酵酵母)」が、一般的なビールであるラガービールは「ラガー酵母(下面発酵酵母)」が、それぞれつくっています。エール酵母は、香り豊かで味わい深いビールを造るのが得意。一方、ラガー酵母は、スッキリした飲みやすいビールを造るのが得意。
[……とここまで引用]
このようなビールは、日本の夏に愛されるような、ラガータイプの苦味にまさるキンキンのビールとは異なり、少し温度を高めにして、香りと味わいを楽しむのが相応しい。つまり食事と共に飲んだり、冬の暖房に合わせて飲むのには、相応しいようなビールであると言える。つまりは、そんな味わいでした。