夏も近づく八十八夜
野にも山にも若葉が茂る
あれに見えるは茶摘みぢやないか
あかねだすきに菅(すげ)の笠
そんな唄なら民謡でなくても、文部省唱歌でもよろしいが、二番の
「摘まにゃ日本(にほん)の茶にならぬ」
とはいったいなんのことであろうか。二番煎じとは、あるいはここから出た言葉であろうかと、あきれ果てたのは幼稚園の頃であろうかと……
こんな日本の茶になろうとなるまいと、
今の私には知ったことではない。
ただクールな緑茶をさっそうとたしなむには……
緑茶の麦焼酎割りこそ、もっともすばらしいように思われるので、ここに紹介するばかり。もっとも甘みのふくよかな「いなおほせ鳥」と、どちらがすぐれているか、それは比べようもないのですが……
①
冷たい緑茶をどうすればよいか、その辺のペットボトルを買ってきてもよいが、色彩的にはまるで面白くない。せっかく緑茶を使用するのであるからには、他のお茶とは違った色彩が欲しくもなる。(あるいはそのような詩情から、合成着色料は使用され始めたものなのか……)
そんなあなたには、粉末の緑茶をおすすめする。
溶かしてもグリーンを保つ粉茶こそ、
アルコールの親友には違いないのだと……
②
麦焼酎:粉の緑茶を溶かしたお茶=2:1
の比率で、お好みの量だけ混ぜ合わせて、グラスに注ぐ。
③
氷を十分に加えたら完成です。
2014/09/23(火)