コーヒーとアルコールが一目惚れをする夕ぐれには、ココアとアルコールも駆け落ちするほどの恋なかに陥るのも、しかたのないことのように思われるもの。しかも麦焼酎というのは不思議なくらい、茶葉や豆からもたらされるホットドリンクと相性がいいようで、離れたくないような暖かみのあるアルコールへと変化させてくれるのは、雪の夜のなぐさめのようでもあるのです。
偶然に過ぎませんが、バレンタインの代わりに、あなたに贈るカクテルレシピ。もっともわたくし、おんなではございませんが。
①
あらかじめ麦焼酎40mlと、ラム酒10mlを混ぜ合わせておく。
[ワンポイント]
ラムを入れずに麦焼酎を50mlにすると、雑味のない純なココアの味に近づき、これもまた捨てがたい。ラム酒を加えると、味わいに、華やかさ、あるいはきらびやかさが、ちょっと加わるといっても、飲んでみないと、ぴんと来ないか。
②
ホットココアを150ml作る。
[ワンポイント]
もちろん、お湯を注げば完成するインスタントのココアで構わないが、純粋なココアだけを購入して、砂糖と牛乳を混ぜ合わせながら作ると、お好みの甘さへといたらしめる事が出来るので、こだわる人には、そちらをおすすめ。
③
ホットココアにアルコールを加えれば完成だが、暖かいカクテルにしたいので、ホットココアを加熱しつつ、アルコールを加えて、10秒くらい火にかけてから、グラスにそそぐのがおすすめ。
④
もちろん沸騰はさせない。これはココアも沸騰させないし、アルコールを入れてからも、なおさら沸騰させないのがコツ。
基本的な配合は、[濃いめのココア:麦焼酎]が[3:1]となり、麦焼酎にわずかなラム酒を加え、風味を変化させるというものである。これよりアルコール分が多いと、風味にマイナスに作用する。
2014/02/14(金)