かゞり火 ―ココアとコーヒーのカクテル

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かゞり火 ―ココアとコーヒーのカクテル

 光源氏と玉鬘(たまかずら)がかがり火に和歌を交わすとき、このカクテルで乾杯したとか? そんなまぼろしさえも、懐かしいくらいの、オリジナルカクテル。 (注意)レシピをまっとうしないと、バランスがかみ合いません。

わたしはこのレシピを開発するまでに、数百円にもおよぶ途方もない投資と、三十分以上という莫大な歳月を犠牲にしたことを、ここに告白しなければなりません……

「かゞり火」のレシピ


 あらかじめ麦焼酎40mlと、ラム酒10ml、ウイスキー10mlを混ぜ合わせておく。

 [ワンポイント]
ラムは華やかになるが不思議とココアの苦みがまさり、その苦みをウイスキーがなだめてくれる一方で、全体の甘みには麦焼酎がどっしりと横たわるような、それでいて甘い香りにはラムが役立ってくれるような、そんなやりくち。


 120mlの水を湧かして、沸騰させる。沸騰したら弱火。小さい鍋でも、ヤカンでも、お好きなものを使用してください。


 一方で、ノンシュガーの純粋なココアパウダーを1g、インスタントコーヒー豆を2gを(初めは)計量して、お湯が沸いたらそこに投入する。

 ハカリすらない惰弱な君のためには、とりあえずココアをティースプーン山盛り1、インスタントコーヒーを山盛り2、からはじめてみてはいかがかと提唱するばかり。


 よく混ぜ合わせたら、そこに牛乳60ml加えて、混ぜ合わせながら、湯気が立つまで加熱する。(沸騰はさせない)


 混ぜ合わせておいたアルコールを投入して、十秒くらい加熱を続けてから火を止める。わずかにアルコールが飛ぶが、ホットカクテルとして、この方が楽しめる。(しかも何杯も飲んでいると、普通にサワーくらいは酔っぱらうから、ほろ酔うあなたも心配いりません?)


 グラスに注いだら、シナモンスティックを一本入れて完成。

[ワンポイント]
 家庭で飲む場合、シナモンスティックは、一杯飲んだら次のカクテルに入れるなど、何度も使い回して、大いにへたるまで使用すべき。乾燥させて、翌日使用しても、まだ十分にシナモンらしさを発揮する。朽ちてきたら、新しいものと交換するくらいで十分。

リンク

ウィキペディア「篝火(かがりび)」
………なんだかわたしの「かゞり火」のコンテンツ全体が、独自のジョークのような……
  気がしないでも、ありませんけれども……
 けれどもレシピは、おすすめできるかと思われます。
そうなんです
………レシピに「NEW」のマークがついていること自体、ただのジョークなのですた。

2014/02/14(金)

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