不思議なことにグレープフルーツにラムを入れたところ、その味わいがすばらしく豊かに思われたのは、あるいはグレープフルーツに砂糖をかけて頂くのと似たような理屈かとも思われた。
試したアルコールのブレンド、おおよそウォッカ、ドライジン、ウィスキー、ブランデー、ラム。その結果にもとづく。
① グレープフルーツ半分をスクイーザーで絞る。そのうち50mlを使用する。
② グレープフルーツの果汁と、ラム50mlを混ぜ合わせる。面倒なら果実半分でもよいが、グレープフルーツの場合は、50mlを計るか、あるいはゆるめに絞るとよい。
③ これを冷えたグラスに注ぎ込み、そこに炭酸水150mlくらい（これはレモンなどの味の付いていないもの。香り付きはかえって不味くなる）を注ぎ入れる。これでほとんどステアーしなくてもいいくらいに混ぜ合わされるが、お好みで軽くステアーする。
④ 最後にほどよく氷を入れて完成。
［注意］ 炭酸水はなるべく炭酸の強いものを選ぶ。割高になっても500mlのペットボトルなど、小さめのものを使用して、開封後のストックをなるべく避けるのが、家庭での秘訣かもしれない。
ダークラムを使用したもの。
① グレープフルーツの果汁と、ウォッカ40ml、ダークラム10mlを混ぜ合わせる。グレープフルーツの場合は、50mlを計るか、あるいはゆるめに絞るとよい。
② これを冷えたグラスに注ぎ込み、そこに炭酸水150mlくらいを注ぎ入れる。これでほとんどステアーしなくてもいいくらいに混ぜ合わされるが、お好みで軽くステアーする。
③ 最後にほどよく氷を入れて完成。
グレープフルーツサワーは、上のレシピの原型であるから、ラムを入れる代わりに、ウォッカ50mlにして、グレープフルーツとウォッカと炭酸水150mlの割りものにするだけである。
・ラムを加えたら、戻りがたいふくよかな味わいだったので、「わたつみ」あるいは「黒騎士」をおすすめする。
グレープフルーツを使用したカクテルの代表にもあげられるか。まず湿らせた塩を冷やしたグラスの縁に一周付けておくのが、ソルティードックの特徴である。そのグラスに氷を入れ、ウォッカ50mlとグレープフルーツジュース150mlを加えて、軽くステアして出来上がり。
カンパリを使用したカクテル。
カンパリ50mlとグレープフルーツジュース150mlを加えて、軽くステアして出来上がり。
ライチリキュールを使用したチャイナブルー、テキーラベースのパロマなども、グレープフルーツによるカクテルである。
2014/01/15（水）