『東風吹かば』
こち吹かば
にほひをこせよ うめのはな
あるじなしとて 春をわするな
菅原道真 拾遺和歌集
あるじを慕ってみやこより太宰府へと羽ばたいた梅もいつか、咲き乱れては実を付けて、梅は干されて塩味の、気むずかしい cocktail へと変わるなら……「焼酎の梅割」と呼ばれるものが、どうしても好きになれず、飲めるように試みた、ラム酒ベースの割りものです。
はじめから梅の味わいを楽しむためのものです。潰しながら、次第に梅の味わいにしたい方は、ラム酒だけで割って、梅干しをひとつ投入してください。
①
すべてを混ぜて、梅干しを投入。氷を入れて出来上がり。
②
ここで、梅酢を入れないでおいて、最後に静かに注ぎ入れると、梅酢の赤が下に沈殿して、ちょっとおもしろい。いずれ、梅を潰すためのスプーンを付けて。
①
酒類と梅酢を混ぜたものを、グラスに注いだお湯に注ぎ込む。梅干しははじめに入れておいても、後から加えてもお好みで。ホットの場合は「ゆず」の皮をきわめて少量浮かせると、豊かな味わいが楽しめる。多すぎると、たちまち嫌みな味になってしまうので注意。
②
ホットにすると、酸味が非常に強く感じられるので、梅酒と梅酢は半量。梅を潰すためのスプーンを付けて。
2016/02/16