牛肉のしぐれ煮 (レシピ)

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牛肉のしぐれ煮

 もともとのしぐれ煮は、ショウガの味をきかせたハマグリの佃煮(つくだに)で、三重県桑名がハマグリの産地で、そこの料理として焼蛤(やきはまぐり)、時雨蛤(しぐれはまぐり)が知られていたものが、他のショウガ風味の佃煮を差すように広まったものという。

 それがさらに、ショウガと砂糖をきかせた牛肉の煮焼きへと、名称を移し替えたのはいつの日か……

 ここでは、煮るというよりは、焼き物に近いような、フライパンで作る、ショウガと砂糖を効かせた牛肉料理を、『しぐれ煮』として紹介するばかり。

 きわめて簡単な調理だが、普通のレシピのように加熱時間が長くなると、牛肉が固くなったり、本来のおいしさが損なわれたりして、調味料の味ばかりが広まるのが嫌で、なかなかに試行錯誤を重ねたことを、酒を飲みながら白状しておこう。

材料

作り方


 基本の七五三タレと砂糖大さじ1、すりおろしショウガをよく混ぜ合わせておく。


 牛肉スライスは、バラなど脂身の多いものが美味しい。しばらく常温に戻しておいた方がより良い。それを50度のお湯に5分程度漬けて、水気を切って、①の混合タレと絡めておく。


 タマネギは、食べやすい大きさにスライス。これをフライパンに投入して、サラダ油を適量回しかけて、タマネギを油を絡めてから、中火から中弱くらいの火力で、時々返すようにしながら炒める。


 タマネギに火が通ったら、つけ置きした牛肉をタレごと投入。さらに塩1gも投入して、混ぜ合わせるように炒める。


 コツは、牛肉の色が赤身が抜けたタイミングですぐに火を止める。決してタレがなくなるまで炒めようなどとは思わない。


 お皿に盛り付けて完成という、シンプルなレシピ。つけ置きと塩の使用など、他のレシピでは見られないが、結局このやり方が、一番美味しかったので。

しぐれ煮なリンク

しぐれ煮 (ウィキペディア)
………現在説明不十分か。
しぐれ煮 (語源由来辞典)
………各務支考(かがみしこう)の名が見られるが、その経緯なども知りたいところ。

2017/06/13

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