さわやかな酸味と、豊かな色彩で、夏の風物詩ともされる赤紫蘇を使ったジュースは、氷で割るばかりでなく、炭酸やアルコールと合わせても、料理に色彩を加えるアクセントとしても利用できる、素敵な飲み物には違いありません。そればかりか、緑葉のシソと異なり、梅干くらいにしか活躍の機会のない赤紫蘇を、栽培したくなるほどのハーブに押し上げる、赤紫蘇が主役として華やぐような、数少ない活躍の場でもあるようです。
砂糖が多めのレシピが多いですが、1リットルに100gで、十分に甘いジュースが楽しめるかと思います。足りない人はもっと多めに入れてください。ただし、保存期間は短くなりますが、カクテルの割りものや、料理など、さまざまな使用をする場合は、砂糖は加えずに、無糖でジュースを作って、ジュースとして飲む場合に、砂糖や蜂蜜で甘みをプラスする方がおすすめです。
クエン酸の代わりにレモン汁を使用する場合は、100cc入れる。
①
よく洗って、茎と葉を取り分ける。茎も煮ても問題なさそうだが、よほど大きな鍋でないと邪魔になるのは間違いない。
②
あく抜きには諸説あるが、した方が渋みのような、苦味のようなもの、つまりアクが抜けて、上品な味になる。ただし抜きすぎると、シソジュース自体が薄くなってしまう。50度のお湯に5~10分くらい漬けるか、水につけて半日くらいが丁度よいか。
③
鍋に赤紫蘇を入れて、水を入れてから、火を付ければよい。沸騰したら火を弱めて、10分くらい煮出してから、ざっとシソを取り除く。
④
火を止めて、砂糖とクエン酸を投入してよく攪拌する。無糖の場合は、クエン酸だけを加える。
⑤
キッチンペーパーなどで濾して、冷蔵庫で冷やす。
砂糖を加えたものは、2~3倍に薄めて飲む。無糖のものは、5倍くらいに薄めて飲むのが美味しい。そうしないと苦みやえぐみが強く感じられてしまう。
無糖で作って、飲むときに砂糖や蜂蜜を加える場合も同様。
他に、シソ焼酎を、赤紫蘇ジュースで割るカクテルもおすすめ。また原液のまま、プレーンヨーグルトに加えると、色彩とさわやかさが。この場合甘味をプラスする。